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中小企業知的資産経営学科

新卒学生がベンチャー企業経営者を目指す二つの方法
 
自分はどのような人生を送りたいのか。



就職を考える前に自問自答してみて下さい。

会社におんぶにだっこ・・となりがちなビジネスパーソンというキャリアを歩むのか、
 

会社員というキャリアから飛び出し起業家としての道を歩むのか、
自分で決める必要があります。

就活で応募企業を絞り込む判断基準ポイントは、企業規模、企業の歴史、給与、業種、休暇、企業イメージなどではないでしょうか。変化が早く、企業の盛衰について誰もが答えを出せないのが現況です。現在利益をあげている企業でも、10年先を予測するのが困難な時代です。就職したいと絞り込む会社の将来は変化にうまく対応できる会社であるか否か、自分で見極めなければなりません。

一方、起業家として経営者の道を選ぶ選択をした者の多くは、大企業の経営者となることを目指します。しかし、どのような大企業でもスタート時点から大企業であったというものではなく、多くの企業が、零細企業→中小企業→中堅企業→大企業という過程を経験しています。
 

学卒後、すぐに起業家としての道を進むことを考える学生は少ないようですが、 この時期(就活期)、いずれ起業家を目指すという選択肢をもてるならば、それなりの心構えと準備をしなければなりません。
 
経営者をめざすには次の二つの手段があります。
 
  • 起業し自ら経営者となる
  • 既存中小企業の後継者となる
 
起業し自ら経営者となるについては「起業力養成学科」をご参照下さい。
 
中小企業経営と大企業経営は似て非なるものですが、ここでは既存中小企業の後継者となるために必要な知識を教示します。
 
親が会社を経営している子供が既存中小企業の後継者となる(世襲承継)。これが今までの事業(経営)承継のあり方でした。しかし時代は変わりました。中小企業の後継者が不在で廃業する企業が続出しているという現状です。年間廃業社数が約29万社あり、約7万社は「後継者がいない」ことを理由とする廃業と推定され、これだけの雇用が完全に喪失された場合を仮定すると、失われた従業員の雇用は毎年約20万人から35万人以上にのぼると推定される・・という統計も公表されています。

このような背景もあり、
後継者がみつからずに廃業を救済しようという目的で、法律も改正され、全国に事業引き継ぎの支援窓口が開設されました事業引き継ぎ支援とは、第三者に経営を委ねる企業の支援をする窓口です。つまり、M&Aの支援なのです。

 
新卒大学生が後継者不在の中小企業を救う
 


事業承継3パターン
1.親族への承継(世襲承継)


2.社員への承継 


3.M&A 


GHAでは中小企業の事業(経営)承継の前述3パターンに、新卒大学生への承継というパターンを付け加えました。新卒(第2新卒)大学生の就職と、後継者不在中小企業の事業承継をマッチングさせる新発想の支援スキームです。同族中小企業の後継者候補は実子が大半でした。しかし、第3者に企業経営を委ねるM&Aも活発化し、実子が後継者とは限らない時代を迎えています。さらに、中小企業と大学間の産学連携も活発になっている時代背景の最中、実子に限らず血縁関係のない新卒学生を、将来の後継候補者として迎えようとする企業ニーズもあるはずです。

企業には創生期・発展期・成長期・衰退期という生々流転があります。
衰退期に移行するのを優秀な新卒学生を育成することで阻止し、企業に新たな活力を吹き込み再生させる!それがGHA中小企業知的資産経営学科のテーマです。
 
中小企業の経営者を目指す若者にとって、大学等アカデミズムの場で事業承継の問題と対応策を早い時期に学ぶことは、学生のキャリアを形成していく上で優秀人材となるための差別化となるものです。

これからの中小企業後継者に求められるのは、経営力事業承継力両輪です。

 

 


 
さらに・・・・
これからの中小企業経営には「知的資産経営」が効果を表します。
 


知的資産経営とは
企業等の競争力の源泉としての、人材、技術、技能、知的財産(特許・ブランド等)、組織力、顧客とのネットワークなど、目に見えない資産のことで、財務諸表には現れてこない資産を総称して「知的資産」といいます。知的資産経営とは、自社の強み(知的資産)をしっかりと把握し、それを活用することで業績の向上に結びつける企業経営のことです。
 
会社の数字上の成績「儲かっている会社か否か」は決算書という企業の通信簿に現れ、企業の体力は決算書を見れば一目瞭然です。しかし、中小企業では、前述の知的資産が社員や外部関係者に十分に示されず、経営者の頭の中だけでイメージされていることが多いものです。変化が早く不確実性の増す現代の中小企業経営において、経営者だけでは対応不可能なケースも出現します。さらに、前述「中小企業の事業承継」を学ぶと、後継者が事業(経営)を承継すると、後継者を支えるNo2の人材がいなくなってしまうという現実が見えてきます。
 
GHAは「独自のマッチングスキーム」 と 「就活システム(DJM就活支援システム)」で中小企業と就活者のマッチングを行っていますが、知的資産経営報告書を就活に活用した取り組みも始まっています(中小企業魅力発信レポート)。全国604社の中小企業が自社の魅力を知的資産経営報告書で開示しています。
 
後継者不在の中小企業が増加している状況下、あたりまえととらえられていた経営者の子息が自動的に後継者になるという世襲経営スタイルが、当たり前でなくなりつつあります。
新卒大学生が後継者不在の中小企業を救う時代を迎えています。
 
GHAが提案する新卒大学生が後継者となり中小企業を成長させるショートストーリー、「新卒大学生が後継者不在の中小企業を救う」はこちらからご覧頂けます。

 

 

 

 

 

 

 

事業承継と知的資産経営を学び
                              
1.将来の後継経営者を目指す

 
     2.後継者のN02(経営補佐役)目指す

 

ブログ「ベンチャー企業経営者を目指す若者のための知的資産経営」はこちらからご覧いただけます。

 

 

 

 

 

 

知的資産経営を推進させる日経MJ活用法
 
学生の間では新聞活用の方法として必ずといっていいほど「日本経済新聞」の名前があがりますが、中小企業経営者を目指す若者に対し、GHAでは日経MJ新聞の購読を推奨しています。日経新聞を媒体とした「日経テスト」の存在は大学生間では知らないものがいない・・といっても過言ではないかもしれません。しかしながら、中小企業を支援する本学科(中小企業知的資産経営学科)では、日経MJ新聞を媒体とした、「中小企業の事業ドメインを研究し適職を探す」という独自の就業支援法を提唱しています。知的資産経営を推進していく上でもGHAは日経MJ新聞を推奨しています。
 
日本経済新聞は経済や知識を得る最適な紙面です。
日本経済新聞の紙面構成
・日本経済にとって重要なその日一番のトップニュース
・日本経済や社会に関する多角的なニュース
・業種・産業界が抱える課題及び今業界で起きていることの話題や事例
・経済・投資・財務・証券
・地域情報
・社会のニュース・文化
 
前述日本経済新聞を媒体とした日経テストと日経MJ新聞を比較すると、日本経済新聞と日経MJ新聞の活用法の違いがわかります。
日経MJ新聞の紙面構成
・ひとつの話題を深堀りした特集
・売り手の考えと買い手の気持を分析したマーケテイング
・新商品から企業のマーケテイングの波頭を知る新製品
・流行を徹底分析して売れる理由を探るトレンド
・日本の小売業の最新動向
・専門記者が先端的な動きを追うファッション&リビング
・ヒット商品番付・各業界調査
 
 
日経テスト(日本経済新聞)は、経済知力とビジネス知力の現状を把握するのに役立ちます。「経営環境・産業動向」「企業戦略」「会計・財務」「法務・人事」「マーケティング・販売」「生産・テクノロジー」という多様な経営知識のジャンルから出題されます。
 
一方の日経MJ新聞は、ビジネスの成功事例やビジネスモデル、経営手法等の実践事例を収集し、自社の商品(サービス)開発や、売れる仕組みづくりを作る実践参考紙としての活用が期待できる新聞です。
 
自社の商品や出店戦略、ビジネスのキーパーソン、自社独自のノウハウ作り、トレンドが定着するプロセス、経営手法を学ぶのに役立ちます。各組織や担当者が充実している大企業と違い、中小企業では組織や担当者が不足する部分を、日経MJを参謀として活用する経営手法も一考できます。
 
日経MJ新聞は次のような場面で効果を表します
 
  1. マーケットに弱い人材でも業界の流れ・動きを実感することができます。
  2. 実践的なマーケテイングのための生きた情報源です。
  3. 「新しいもの」の情報が「新しいアイデアの発想源」となります。
  4. 将来を見据えた方向性について示唆に富んだ情報を活用できます。
  5. 売れる商品に共通する本質的な要素を掴むことができます。
  6. 他のビジネスアイデアを自社に応用し、新ビジネスモデル開拓ができます。
これらの項目を前提に、GHAでは日経MJ新聞を媒体とした起業家育成事業も手掛けています。
 
 
 

 

2014.01.23:[中小企業知的資産経営学科]
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